託児所の「慣れ期間」が始まった。
週に3回申し込み、朝8時/9時から夕方6時まで。だが今は一日5時間から始め、一週間ごとにに6時間、7時間、9時間と長くしていく。この期間は「母親のため」にあるそうだ。子供は自然に慣れていくものだが、母親にとっては初めての「お別れ」。
一日目・ ・・預けた後、ずっと子供のことが頭から離れず、のんびりできない。
戻ってくると、ちっとも眠れなかったらしい。
いつもと違う環境だからしょうがないが、泣いていたのかと思うと可哀想になる。
ベイビーグループは、オランダ人の保母さん一人、モロッコ人が三、四人働いており、一人は有色人種の女性。自分の子供がまったく異文化の人に面倒見てもらい、一緒に育てていく(と託児所の方はいう)ことになるとは、想像もしていなかった。
有色人種の女性は、ケニア出身のメロディーさん。でも一人一人話していくと、皆とっても心の良い方たちで、本当に子供をかわいがってくれる。
モロッコ人の保母さんが多いのは、実はちょっと知られていることらしく、
大家族に慣れていて、子供の扱いが皆、上手だそう。
本当にそうで、何度か行くうちに、保母さんへの信頼感が増してきて、安心してきた。
言葉や文化が違っても、赤ちゃんだからこそ、心と話しかけのイントネーションでちゃんと通じるみたい。
そして子供が、保母さんに笑いかけている。
アムステルダム育ちは、国際的になるかしら?
両親や義父母に頼らない、アムステルダムの若いパパ、ママさん達にとっては、託児所の利用はごく普通なことである。
ひと月約800ユーロ(週に3日)かかるが、約半分(またはそれ以上)が国から戻ってくる。
最初は子供を預ける罪悪感みたいなものが一杯だったが、働かなければならないし、音楽の時間に使わせてもらえる環境に感謝である。