火山灰から知ったコリアンダー事情

その日は夕食に友人が来る予定で、タイカレーを作ろうと思ったのだが、トッピングする新鮮なコリアンダーを買いにいつもの近所のイスラム系のお店に行ったが、置いてなかった。
アイスランドからの火山灰の影響で航空便がストップしているため、モロッコから来ているハーブ類を切らしているそうだ。聞いてみるとお店の経営者はモロッコ人だった。
いつも感じのいいおじさんで、その日はいろいろとお話してくれた。ラム肉などはオランダ国内で手に入るらしい。

コリアンダーがわざわざモロッコから空輸されていたとは知らなかった。
バジルやミントはイスラエルからの空輸だそうだ。
確かに、オランダの日照時間は短いから、ハーブ作りに向いている国とはいえない。

おじさんの話では、飛行機がストップしているため、タクシーでアムステルダムからバルセロナまで行った人がいて、3500ユーロ払ったとか。。。!

しょうがないのでスーパーマーケットに行ったら、真空パックのケニア産のものが売っていた。
スーパーは火山灰事件よりも前にすでに仕入れてあったということか。

話はそれるが、最近、自転車でちょっと帰りに寄り道をして、イスラム系の人々が住む地域のオープンマーケットに行った。トルコ人、モロッコ人が多く住み、様々な食材が売っている。そして安い!たまたま店が閉まる時間帯だったのもあるが、バナナはスーパーでは数本で1.5ユーロくらいするが、そこではカメルーン産のモンキーバナナが10本くらいで1ユーロだった。

「これは小さくて、熟れきっていて、甘いのかなあ、この値段で美味しいバナナだったら、また来るぞ。。」

そして味見。
意外と甘くなかった。。。。。

それは蜂蜜をたっぷり入れたバナナケーキになった。
バナナケーキ用にまた買いに行くだろう。

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Faces

今日は私が参加しているFACES というバンドについてのお話。
本格的にリハーサルがスタートしたのは、2008年だったか。

その結果が実となり、昨年は’Tijdlus’(タイドルス。英語でtime loop-時のループ)というタイトルのツアーで8つくらいのライブがあった。

このグループの活動は普段のクラシックとは全く違う方向性の音楽であるが、私はとっても楽しく参加している。

電子音楽、ロック、実験的サウンド、ノイズによる即興、親しみやすいメロディー、クラシックな要素、いろいろ混ざったTijdlus のプログラムであった。そしてそれらが映像と共に演奏される。

決して即興音楽のグループではなく、メインの作曲家が二人いる。
曲の中に、即興するスペースがもうけてある事は多い。

映像アーティストのヨーストが作った古い映像や斬新なサンプル映像、自分で作ったグラフィックなどを組み合わせて、私たちの音楽とコラボレーションしていく。その場のライブでの映像操作もあり、このグループの面白さはライブでしか味わえないと思う。

私はグループから借りているシンセサイザー「ARP -アルプ」、ハモンドオルガン、さらに自分のスピネット(17世紀の鍵盤楽器、チェンバロに似た、弦をはじく音がする)を弾く。

ケーブルがいっぱい!


これらは昨年の写真。

今年は William Mumler という19世紀のアメリカ人心霊写真家をテーマにしたプログラムである。

ヨーストの映像が、今回はヴィデオではなく35ミリフィルムに創作された。
ヴィデオで凝った映像を作った後、フィルムに撮り直し、味わいのある映像となった。もはや即興操作はほとんどないが(色彩は少し変化できる)私達の音楽とぴったりとフィットしながら進むところが、すごいと思う。
ヨーストはもともとフィルムメーカーなので、彼の本領発揮。
4月にはアムステルダム、ウェスターパークのフィルム・ビエンナーレにて、選ばれたフィルムメーカーの一人として、映像+音楽のFACES が参加。大きな反響を得て、Mumler プログラムは今年、来年のツアーに向けて準備中である。


FACES
Joost van Veen(film), Huib Emmer(electronica, electric guitar), Lukas Simonis(electric guitar), Nina Hitz(cello) en Kaoru Iwamura(spinet, synthesizer ARP, Hammond organ)
http://www.myspace.com/tijdlus