「ママー あれ買って〜」
とある水曜日のお迎え時に8歳の息子にせがまれる。
「何、あれ?」
「New rage, spinner!」
オランダでもかっこいい英語ぐらいは子供でも使う。
要するに今一番新しい流行。
そのモノは、二日まえ月曜日の夜6時半からのピアノのレッスン中に9歳の男の子が手にしているのを見たのが初めて。「何、それ?」というと、かっこ良く指に挟んで回してくれた。
私の息子への返事は、
「今週宿題もちゃんとやって、ちゃんとできたら、来週買うかどうか考えるよ」
そして木曜日。
この日のお迎えは主人。
夜レッスン後帰宅すると、「スピンナーを探して3件もまわったんだけど、どこも売り切れだよ」
私と意見が違うじゃん。すぐに買ってあげようとするし。。。
「だって持ってないと、かわいそうだから」
「それに、結構ナイスなモノだし」
!!!
そして金曜日。
家に二つあるのを発見。
いくつか店をあたったらしい。
一つは息子に,もう一つは4歳の娘にも。
子供は大喜び。
そして次の週木曜日。
ネットからタダでできるゲームに、スピンナーが登場していて、父親の携帯でそれを一緒に遊んでいる。数回のタッチで何回回転させたかを競うゲームで、やり始めると、もう一回,もう一回、とスコアをあげるためにやりたくなってしまう。デジタルで回数が表示されるので、実物よりも競争性がある。
その次の月曜日。
2週間前にはなかった生徒さん宅、3時15分と5時20分の生徒宅にも発見。
こうして、2週間でほとんどの子供が持っていると思われるかのスピードで新しい流行は広がっていた。
それにしても、何で実物もあるのに、デジタルも必要??