つくばでのリサイタル、おかげさまで満席の温かいご声援をいただきました。
来てくださった皆様、お手伝いしてくださった方々に心より感謝いたします。
個人の所有とは驚きの、立派な建物。素晴らしい木目の柔らかな音響空間が、オリジナルのクリアーで華奢ででも豪華な音色を包んでくれました。
リハーサルでは残響の長さに、焦るも、不思議なことに1時間も弾いていると耳が馴染んできます。本番ではお客様が入り、ちょうど良い包まれ加減の残響となりました。
今回のプログラムは
『ロンドンのピアノ音楽』’Music intended to reach the heart’ 〜心に届く音楽〜
と題し、珍しいロンドンでのピアノ音楽に焦点を絞りました。
聴きやすい、親しみやすい音楽がたくさんあります。スコットランドや各地の民謡、ダンス音楽もとても流行っていました。「メロディー」が親しみやすいこと、誰もが知る民族音楽を取り入れたもの、その土地と生活の中にある音楽を基盤として作曲された音楽がコンサートで演奏され、人々が大小のコンサートライフを楽しむ姿が、1800年前後のロンドンにありました。
地元での演奏会だったので、高校時代の恩師や同級生、親戚にもたくさん来てもらうことができ、ん十年前のご縁が続くことが何よりも嬉しかったです。本当に楽しみに遠方から来てくださった方、ブログも見てますよ、と声かけてくださった方、CDも買ってくださった方々、熱心に耳を傾けてくださり、本当にありがとうございました!
つくば山麓の懐かしいエネルギーをたくさん受け取りました。
広々とした関東平野の、まさにその中に立つ、素晴らしい空間でした。
今後とも精進してまいりたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。