恒例のスクールクリスマス・ディナー

もうすぐ冬休み。

オランダではクリスマス前の週末から2週間がいつもの冬休みである。

そしてその週末に入る前の木曜日の夕方!

オランダ中(?)少なくともアムステルダム中の小・中学校では夕方5時頃に学校でクリスマス・ディナーがある。

うちの子供達の学校の場合は、昼12時頃にいつもより早く学校が終了し、一度家に戻り、小綺麗な格好に着替えて、夕方親が持ち寄りのパーティ料理やケーキを持って、再度学校に。

 

いつも木曜日はピアノのレッスンをしていたのだが、毎年この日はどの小学校の子もこの行事があり、レッスン時間帯に着替えたり、親も料理作ったりすることになり忙しいため、キャンセルが相次いだ。いっそのこと、今年からホリデー前の木曜日はレッスンをするのをやめることにした。

夏休み前の木曜日もそうしよう。。。何せ、もう誰もクリスマス支度とホリデーの浮かれ気分でピアノどころではない。さらに親もその日ばたばた。おかげさまで今年は気分もすっきり、前の週に木曜日の最後のレッスンを締めくくり、自分もはじめてゆっくりと子供のためにお寿司を作って持って行った。

もちろん仕事をしているお母さんもたくさんいて、働いている人にとっては、最後の忙しい週に12時に子供を迎えに来て、といわれることがなんとストレスになることだろう。

 

普段は木曜日に学童保育に申し込んでいるので、うちの子達の場合も12時から早めの学童保育へ。4時頃迎えに行って、着替えさせ、学校に連れていった。学童保育(BSO  Buiten schoolse opvang) は学校の予定にあわせて、臨機応変に夕方までは見てくれるのでありがたい。レッスンをキャンセルしてなかった時は、学童保育の先生に学校のディナーに連れていってもらったことも。それも可能。

 

そして私はぎりぎりセーフでジュースを持っていくだけとか、何も持って行かないことに、、、という余裕のない年ばかりであった。子供達の服装はまったくの普段着とか、、、朝からディナー用にびしっと決めることもできなくて、気がまわらなかった。

 

さて、このディナーは4歳児からある。4、5歳のクラスでは2、3人の親が食事のサーブのお手伝いに来るが、7歳以降ぐらいからは子供達と先生のみ。

8、9歳の息子のクラスになると、女のこはメークもしてきたり、まじでドレス、男の子もスーツにネクタイ、蝶ネクタイの子もいて、これがオランダの将来のマナーを教える機会なんだなあ、と思う。

家の子はネクタイなんかいやー、スーツなんかいやー、「普通」がいい、というので、私もまだ子供だし、学校だし、と適当に考えているので新しいブラウスに、初めてズボンのベルトを着けさせてみた。ベルトだって、初めてすると十分きちんとしてる!

 

この機会にクラスから先生への日頃の感謝をこめて、プレゼントを送ったり、クラスの中で何人か楽器を演奏したり、芸を披露する子もいる。

 

ボランティアの親が、クラスの飾り付けを午後中にしている。

テーブルクロス、綺麗な紙皿やコップ、薄暗いライトの中にキャンドルの燈。

もうオランダ人ママ、(だけでなく学校も?)にとっては、この演出とても大事!

日本でいうと、いかに上手にお寿司が作れるか、よりも、いかにかわいい、喜ばれるテーブルセッティングと雰囲気づくりができるか、のほうが食べ物の内容よりも大事。。。と思われる。

 

 

校長先生や先生だって、キラキラのパーティ衣装で現れる!

子供達はお腹いっぱい食べて、楽しくクラスの皆、先生とこのパーティを過ごし、お迎えの6時半頃から親達は外でグリューワインや持ち寄りのワインなどで、夜の野外パーティ。

その間学校の校庭で暗がりの中、嬉しそうに走り回る子供達。。。

親ものんびり、子供達もこの日ばかりは普段の学校ではない緩んだ日を楽しんで、皆ホリデー前を締めくくる。で、もちろんパパ達もたくさん参加している。子供の学校のためには喜んで、というパパの多いこと。クリスマス行事を、家族で祝う25日だけでなく、親も子も、学校の先生方も一緒に楽しみ、自分も仕事をしない木曜日にしたことを心から楽しんだ。。。

 

 

 

 

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育児の違い!

1月の半ばに妊婦ヨガのクラスで一緒だったメンバーで新年会。

こちらではパーティといえば旦那さんも一緒が普通。といっても7人の元受講者の中でたった一組しか結婚していない。

ところで、その新年会で大きくなったかわいい赤ちゃん達を見るのは幸せな時間であった。

パパママ達もみんな、幸せいっぱいなオーラが漂っていて、同じ頃にハイハイを始めたり離乳食を始めたりした子供達の成長を共有する。

私がまだ夜や朝に一日一回か二回母乳をあげていたのだが、「えー、まだあげてるのお!」との全員の視線を受けた。

すでに誰もあげていなかった。

いわく、3ヶ月までは「フルタイム」、6ヶ月まで粉ミルクと併用で、その後はもう粉ミルクのみ。離乳食も始めたから、という。日本ではよく、3歳になってもあげている人も多いらしいし、1、2年は普通らしい、と思っていた。

ヨガメンバーのオランダ人ママは全員仕事持ちで、

「母乳やめたら、自分にエネルギーが戻って来たわ」

「うん、やっと調子が戻ってきて、仕事もできる」

と生き生きと言う。

1年ぐらいすればいいかな、と気楽に考えていたが、子供はご飯にも興味を示しているので、まあそろそろやめても、粉ミルクもあげていれば栄養の面では、母乳の一番大事な時期は終わっているのだと思う。

さらに、先日保育所で小さなおしかりを受けた。

うちの子供が一番、寝るときに泣く。と。

「いつも寝るまで抱っこしたり、あやしたりしてませんか?」と。

オランダ式では、赤ちゃんのうちから子供部屋(家にスペースのある人は作るのが普通)に一人で寝かせ、就寝時間は夜7時から8時頃が多い。うちは10時過ぎのときも。。。

だって、仕事から帰って、食事与えて、少し遊んで、お風呂に入れて、着替えして、、、とすぐに寝ないからもう一度ミルクで、おやすみ、、というパターンだったのだが、

「子供が疲れて泣くー寝る、というのはだめです。泣き始めたらもう遅いのです。」

オランダ人は、泣く前に、こちらが寝る時間になったら、パジャマに着替えさせ、ベッドに寝かせ、本を読み聞かせ、電気を消してドアを閉める。

泣こうが、放っておき、一人で寝付くようにする。

そうして、昼寝も決まった時間にさせるべきらしい。

だから、家でも保育所のスケジュールにあわせて昼寝の時間の習慣をつけて欲しい、とのこと。

そうか、、、うちは疲れるまで遊ばせ、疲れてきたらベッドに入れると寝たり、泣いたら寝たりと、適当。昼寝する日もあり、しない日もあり。そりゃあ、昼寝しないときもある子が、いきなり昼ご飯の後暗い部屋に入れられて、他の赤ちゃんも一緒で、ドアを閉められたら、怒るだろう。。。泣くだろうと想像がつく。

子供が7時(!)に寝付くなんて、どうやって6時から保育所から連れて帰り、ご飯と寝る準備を終わらせるのだろう!

でもそうすると、「大人の時間」がちゃんと確保される。それもオランダ人にとっては、非常に重要なようだ。

ねむそうでない子供を無理矢理、部屋に入れてドアを閉めるのは、大人の勝手とも言わないのかしら?

とにかく、オランダ式をもう一度試すことにした。

8時半か9時就寝をまずは目標に。

クレメンティッシモでスタート

今年最初の演奏会。

とっても寒い日が続いていて、さらに日本から戻って5日目ということだったので、子供の時差ぼけやリズムが崩れることも心配であった。それに3週間べったりとおばあちゃんや親戚にかわいがられ、甘やかされてきた子供が保育所に戻ったときに、泣いたりしないのかなあ、という心配。

ところが、なんと良い子。保育所にいけば行ったで、ちゃんとそこで遊んでいたらしい。

一日目くらいはときどき泣いたらしく、3日間は時差ぼけもあってほとんどお昼寝をしなかったそうだ。

ただ起床が5時頃だったりしたので、子供と早朝に遊ぶはめに。

でもその3日間をフルに利用してさあ練習!

と朝からピアノの部屋へ直行。12月からちょっと調子が不安定だったモデレーターペダルが、まだヘンで、これではまずい、と楽器のアクションを取り出したりしていたとき、、、、

「ポキ」

という音が。

「あ、やばい。。。」

ハンマーが一つ折れた。とっても初歩的なミスでアクションを取り出すときの注意が足りなかった。。。

修理、修理、、、。ハンマーの修理は意外と簡単で、動物の骨から作られた木工用ののりでつなげるだけ。

幸い切れ口もぴったり合ったので、ひもでしばらく固定しておいたら数時間後には復活した。ほーっ。

さらに、モデレーターの問題もフェルトが動き始める部分のネジを右や左に廻すうちになんとか直ったようだ。

‘ Clementissimo!’ – オールクレメンティというプログラムであったが、反響はとてもよかった。

「ベートーヴェンやハイドン、モーツァルトの誰にも似ていないんですね」

「彼は、モーツァルトみたいなピュア、ミュージシャンとは違うねえ」

「ベートーヴェンみたいな転調や、低音の感じがしました」

どれもこれも、私もそう思う。モーツァルトに比べて「音楽的じゃない」と言ってしまえばそれまでだが、

クレメンティにしかないオリジナリティの面白さは、私も感じるところが多く、ここで言葉で語るのではなく、音で皆さんに徐々にお届けしてゆきたいと思う。

賞をいただいたときも「クレメンティアワード」だったし、今回の急なコンサートでもクレメンティ。

クレメンティにはいつも助けられている。

それにしても、この冬一番の寒い日、となり、部屋では温度約20度、湿度41%だったのが、ホールの温度16−17度、湿度36%と差が激しい所に数時間前から楽器を置いたが、演奏中の調律はそこまでひどくならず、よかった。。

解き放つこと

10月には、パレルモにも行ったり、その後すぐに、ギターのダリオがアムステルダムに来て、演奏会があったりで、仕事本格的に再開し始めた。託児所のおかげもあり、うまく軌道にのってきた。

パレルモから戻り、朝の飛行機でアムステルダムに到着してまっすぐ託児所へ子供の顔を見に行く。

そうしたら、子供のほうは、「ん?」という顔。

きょろきょろして、「あれ、この人誰だっけ?」

という顔。・・・・・ちょっとショックだった。でもこれは実は託児所に迎えにいったときのいつもの反応でもあった。

それでも授乳していて少ししたら、ニコニコして、遊びだした。ホッ。。。

忘れもしない10月15日、夕方子供を託児所に迎えにいったときには、私を見たとたん、ニコーっと笑って、両腕を差し出して来た。

「あー! 私のことわかってくれた!」

・・・ということで、やっと5ヶ月を過ぎて私の顔を覚えて? 認識してくれたのだ。

それから最近、ひとりで哺乳瓶を支えてミルクを飲むことができるようになってきた。

ある日、赤ちゃん用の椅子(背もたれがゆるい)にいる息子に、哺乳瓶を託して一人で飲ませてみた。

そうしたら、飲んでいる。。。

いつもは自分の膝の上に抱いて、上から顔を覗き込む風景であったのが、その日は椅子に座る子供に正面から対面する。

それがまた、初めてのことで、なんだかむずむずとしてきた。なぜか。。。何かヘンだ。。。寂しいのだ。

自分の膝の上に抱かなくても、一人で私から離れたところで、ミルクを飲んでいる。接触がなく、一人でこなしている。「もう私を必要としていない」というような気持ちになる。もちろんそんなはずはないのだが、一つづつ、出来なかったことが出来るようになり、べったりくっついていた赤ちゃんだった存在から、離れていくような気がした。そこで、「でも抱っこしてあげようかな。そうして目を見て飲ませるほうが、愛情が伝わるかな?」と一瞬考える。

「待てよ、でも出来る事をやらせることも大事なのかも」

と、そのときは一人で飲ませる事にした。自分が抱っこして触れていたいというだけで、どちらが子供にとって良いことなのかと考えると、独り立ちさせることは大事に違いない。

ミルクを飲む、という当たり前でささいなことかもしれないのだが、ここで、一人で飲ませる小さな決断は、あえて自分から放れてさせることを受け入れて、がまんした日であった。

オランダの託児所

託児所の「慣れ期間」が始まった。

週に3回申し込み、朝8時/9時から夕方6時まで。だが今は一日5時間から始め、一週間ごとにに6時間、7時間、9時間と長くしていく。この期間は「母親のため」にあるそうだ。子供は自然に慣れていくものだが、母親にとっては初めての「お別れ」。

一日目・ ・・預けた後、ずっと子供のことが頭から離れず、のんびりできない。

戻ってくると、ちっとも眠れなかったらしい。

いつもと違う環境だからしょうがないが、泣いていたのかと思うと可哀想になる。

ベイビーグループは、オランダ人の保母さん一人、モロッコ人が三、四人働いており、一人は有色人種の女性。自分の子供がまったく異文化の人に面倒見てもらい、一緒に育てていく(と託児所の方はいう)ことになるとは、想像もしていなかった。

有色人種の女性は、ケニア出身のメロディーさん。でも一人一人話していくと、皆とっても心の良い方たちで、本当に子供をかわいがってくれる。

モロッコ人の保母さんが多いのは、実はちょっと知られていることらしく、

大家族に慣れていて、子供の扱いが皆、上手だそう。

本当にそうで、何度か行くうちに、保母さんへの信頼感が増してきて、安心してきた。

言葉や文化が違っても、赤ちゃんだからこそ、心と話しかけのイントネーションでちゃんと通じるみたい。

そして子供が、保母さんに笑いかけている。

アムステルダム育ちは、国際的になるかしら?

両親や義父母に頼らない、アムステルダムの若いパパ、ママさん達にとっては、託児所の利用はごく普通なことである。

ひと月約800ユーロ(週に3日)かかるが、約半分(またはそれ以上)が国から戻ってくる。

最初は子供を預ける罪悪感みたいなものが一杯だったが、働かなければならないし、音楽の時間に使わせてもらえる環境に感謝である。

そろそろ産休終わり。。。

3ヶ月経って、赤ちゃんとの生活のリズムが整ってきた。

ミルクをあげる時間は、産褥看護士さんには3時間おきに、と言われていたが、なかなかきっかりにはいかないので、欲しがるときにあげて1時間半から4時間おきのときもあった。寝る時間も不規則だった。日本では「自律授乳」という母乳の仕方の言葉があって、欲しがるときに一日に何回でもあげる、というやり方があるそうだ。

オランダでは3時間おき、というのは基本として保健所の本に書いてある。

先日オランダ人の義理の姉の家で、同じ頃に生まれた赤ちゃんに、きっかり3時間のスケジュールを実行しているのをみて、ショックを受けた。

そのうちに託児所に行ったりすると、「お宅の子供のスケジュールは?」と聞かれるよ、といわれあせった。

「うちの子は、スケジュールなんて言葉でいえない。。。」

託児所は赤ちゃん一人一人のスケジュールにあわせてくれるのか。。。

それから、「3時間おき」に挑戦してみた。

今までで一番問題だったのは、上手に寝かせられなかったこと。

泣くのを放っておけなくって、泣くとすぐに抱っこしてあやしてしまう。そしてひたすら子守唄を歌い続けてみる。

だが2ヶ月半ぐらいから、2分、3分と泣かせっぱなしにしてみた。

すると、たいてい、最高でも7分ぐらいで眠る。

「なーんだ。。。」

目が覚めたときに「さっき泣いたのに来てくれなかったじゃないか」という表情はなく、すっきり目覚めるし、抱っこしてもなかなか眠らない、、、という神経質な状態から、深く健康的に眠っているように見える。

そうすると、3時間ぐらいたつと、自然に目が覚めたり、寝すぎるときにはこちらが起こすこともできる。実際無理に起こすことはほとんどする必要がなく、リズムがつけやすくなった。

夜中に起きることも最近減ってきた。

母乳だと、消化がよく夜中に起きる回数も多くなりやすいとも聞く。

そのために、夜寝る前には粉ミルクに変えてみたりしたが、結局母乳でも自然に長く寝るようになった。

保健所の定期検診に行ったときに、3時間スケジュールについて質問したら、「あなたの好きな方法ですればいいのよ!」と。

母乳だろうが、粉ミルクだろうが、夜中に何回も起きようが、何歳まで母乳をあげようが、「あなたがハッピーなら私もハッピー」となんでもアリ、の答えをもらって少しまた驚いた。

オランダでは仕事を続ける女性が多く、一般的には出産後3ヶ月まで産休である。その後、託児所やベビーシッターを週に2−4回利用しはじめる。

夫も週に4回働くという人も多く、または両親が近くに住んでいて週に一回くらい協力してくれる場合もある。基本的には両親に頼る人は少なく、夫婦で協力して子育てをしていく。

3ヶ月しか母乳をあげない、と仕事の開始と同時にわざと母乳をストップしていく人もいるようだ。

でも母乳を続ける人は、冷凍保存して託児所に持っていったりもしてがんばる。

うちも託児所を近いうちにスタートすることになっている。

朝8時または9時から夕方6時まで。

今までずっと一緒にいる生活から、数時間でも預けるのは心苦しい気持ちもあるが、預けている友人、知人にきくと、皆満足している。

赤ちゃんに慣れているプロの手にかかっているのだから、大丈夫、と。

そして子供たちはとっても楽しんだ顔して帰ってくるよ、と。

うちの子はどう反応するだろうか。